"ぺりお"のペリカンズとの出会い
こんにちは。
今回は好評ペリカンズファンのペリカンズとの出会いシリーズ第四弾、ぺりおさんです。
ペリカンズを見始めた次期が管理者と同じぐらいで非常に親近感が湧きました。
ファンにはこのぐらいの次期に見始めたという方も多いはずなので共感できる内容だと思います。では。
どうもこんにちは、Twitterで「ぺりお」と名乗っている者です。フォロワーも少なく、超絶ライト層の身ですが、管理人さんから誘いを受け、僭越ながらペリカンズとの出会いについて書かせていただくことになりました。
ブログの様なものを書くのが今回初めてなので、拙い文章になると思いますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
2016
確かNBAに触れるようになったきっかけはバスケ部の同期に見せてもらったYoutubeのハイライト動画だったような気がします。この頃はまだハイライト見て「レブロンぱねぇ」とかそんなレベルでした。
2016-17シーズン
2月某日、大学受験を終えて時間と金ができたのをきっかけに、ハイライト勢を脱すべく、リーグパスを契約しようと思い、どこのチームを応援しようか思い悩んでいました。
そんな中、ちょうどAD&カズンズのツインタワーが誕生し、
「デマーカス・カズンズがペリカンズへ移籍!アンソニーデイビスとツインタワーを結成!」
みたいな記事を発見。それを見て、
「スモールラインナップ全盛期の時代に逆流して、ツインタワーを結成する反骨精神かっけぇ!」
という感じで、超絶安易な理由でペリカンズファンとなった私はカズンズのデビュー戦から本格的にNBAを見始めましたが、
「え?思ったより弱くね?」
というのがペリカンズを見始めた頃の感想でした。
うろ覚えですが、カズンズ加入当初は2人のスタッツは見事なもののチームとして機能せず、ツインタワーのデビューシーズンは散々な結果だったように記憶してます。
2017-18シーズン
このシーズンで私はペリカンズに惚れこみました。
前述した通り、昨シーズンのできはあまり良くなかったため、推しチームを鞍替えすることも考えましたが、オフシーズンにラジョン・ロンドを獲得し、
「正統派PG × ツインタワー ってなんかロマンあるな!」
という感じで応援継続決定。
このシーズンのカズンズはほんとに凄かった。まさにデカくて強くて遅いレブロン。ADが怪我で苦しんでいた期間に獅子奮迅の活躍をし、確かブルズ戦で40-20-10くらいのモンスタースタッツを記録していた気がします。
ハーデン・クリポ・カペラが揃ったロケッツの無敗神話を打ち破った瞬間にアキレス腱を断裂してしまったのは本当に残念でした。
しかし、ペリカンズはその後トレードで獲得したミロティッチが髭を剃って覚醒するなどして、プレイオフへ進出。そしてまさかのブレイザーズをスイープし、GSWに1敗を付けました。
(余談ですが、GSWに唯一勝ったgame3は管理人さんが推しているソロモン・ヒルが1Qに3連続で3Pを決めて、一気に流れに乗り、今日はいける!と思ったのをなぜか強烈に覚えています笑)
そんなわけで「時代に逆行したトラディショナルなツインタワーが圧倒的パワーでインサイドを制圧するのを見たい!」ということで応援し始めたのにも関わらず(まあ自分の勘違いも甚だしいんですけれども)、
走れるストレッチ4&ストレッチ5を揃えてトランジションでガンガン走るアップテンポな現代バスケチームを応援することになったのですが、
推しチームの勝敗に一喜一憂し、試合がある日の機嫌はその日の勝敗によって決まるというNBA観戦の楽しさを教えてくれたので全く後悔していません。
最近はザイオンやアダムス、ブレッドソーと、筋肉プレイヤーの系統が復活しつつある?ので、私が最初に夢見ていたオールドスタイルなインサイドプレイヤーがパワーで全てを蹴散らすチームになることを期待しつつ、応援を続けていきたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
管理者もペリカンズを応援し始めたのは2016-17シーズンからでこれまでのことはよく覚えているのですが、やはり印象的だったシーンは同じですね。
カズンズの40-20-10の試合は審判がホルトカンプだったのもよく覚えています。
管理者が現地観戦に行ったのはカズンズが怪我してしまった直後で、あの時はまさかプレーオフに行けると思ってなかったので感動しましたね。
これからはザイオンとイングラムの時代ですが、ザイオンはこのままぺりおさん好みの路線でいくのかモデルチェンジするのか(すでにチェンジの兆しはありますが)、楽しみですね。
どの路線に行こうとペリカンズファンですよね?ね?
ありがとうございました
【和訳】ペリカンズのヘッドコーチ 5人の候補者
今回はクリスチャン・クラークとスコット・クシュナーの、HC候補の記事の和訳です。
引用元:
スタン・ヴァン・ガンディと別々の道を歩むこととなったペリカンズは、新しいヘッドコーチを探している。
エグゼクティブ・バイス・プレジデントのデビッド・グリフィンは、20分の記者会見で8ヶ月前に雇ったコーチを解任した理由について明言はしなかった。
しかし、彼が何度も使ったある言葉が、次に何を探しているのか、少なくとも方向性を示していた。"ロックステップ(歩調を合わせる的な意味) "だ。
グリフィンは
「今後の本当の問題は、歩調を合わせられる仲間を見つけることだ。それはオーナーシップも含めてだ。一緒に行動し、同じ精神、同じエネルギーで行動できる人でなければならない。」
と語った。
グリフィンは、ローテーションやロードマネジメントに関しての決定に積極的に介入していたが、前任のヴァン・ガンディとアルビン・ジェントリーは、そのことを不満に感じていた。
グリフィンとしっかりと協力できるコーチを見つけることが重要だ。
ここでは、注目すべき5人の名前を紹介する。
チャールズ・リー
チャールズ・リーは36歳という若さで素晴らしい経歴を持っている。
バックネル大ではスター選手として活躍し、ヨーロッパでプロとなった。
その後はウォール街の証券トレーダーとなり、過去7年間はホークス、バックスでアシスタントコーチを務めてきた。
リーはマイク・ブーデンホルツァーを介してNBAの世界へと足を踏み入れた。
ホークスで4シーズン、ブーデンホルツァーの下でACを務め、その後バックスへと移籍した。
ブーデンホルツァーがスパーズのACをしていた2006年、リーはスパーズのサマーリーグに招待されてプレーをしたという繋がりがあった。
リーグ関係者は、ペリカンズがリーに興味を持っているだろうと推測している。
ジャック・ヴォーン
ネッツのAC。バブルでは代理HCを務めていた。
リーグ関係者は、ペリカンズのヘッドコーチの有力な候補であると語っていた。
ヴォーンはコーチを始める前にNBAプレイヤーとしての12年のキャリアがあり、特にスパーズと深い繋がりがある。
スパーズで3シーズンプレーしたあとに2シーズンACを務めた。
またヴォーンは2012〜15年までマジックでHCを務め、65勝161敗の成績を残した。
面白いことにヴァン・ガンディの後任だった。
ヴォーンとペリカンズのGMのトラジャン・ラングドンはネッツ時代に一緒に働いていたので、お互いのことをよく知っている。
日の出フレッド・ビンソン
ペリカンズの太陽兼AC。
モンティ・ウィリアムズ、アルビン・ジェントリー、スタン・ヴァン・ガンディの3代に渡ってACを務めてきた太陽。
ESPNによると、ビンソンがHCに昇格する可能性があるとのことだ。
Wojは
「ビンソンはフランチャイズのHCを真剣に検討するだろう」
と報じた。
ビンソンはペリカンズでの11年目のシーズンを終えた太陽だ。
特にここ2年間の貢献は顕著で、レイカーズからやってきたイングラムとロンゾのシューティングを日の出・パワーで大幅に向上させた。
特にイングラムはペリカンズの最初のシーズンのみでレイカーズの3年間分よりも多くのスリーを決め、MIPに選出された。
イングラムとロンゾはビンソンのことを、シュートのメカニズムを理解し信頼関係を築く能力に長けている太陽だと称賛していた。
アイメ・ウドカ
ESPNによると、ウドカはペリカンズの次期HCの候補となっているとのこと。
ACとしては10年のキャリアがある。
ペリカンズのHC候補にはスパーズに関係のある人物の名前が挙げられている。
ウドカはスパーズで3シーズンプレーしたあと、2012〜19年までスパーズのACを務めた。
その後はシクサーズのACとなったがブレッド・ブラウンHCの解任とともにスティーブ・ナッシュのネッツのACに就任した。
ウィル・ウィーバー
ウィーバーは今シーズンロケッツのACに就任したばかりだ。
その前はオーストラリアのシドニー・キングスのACを務めていて、ロスターにはペリカンズが2019年に35位で指名したディディ・ロウザダがいた。
2019年にウィーバーはGリーグのロングアイランド・ネッツのHCを務め、34-16の成績を残しCOYに選出された。
ペリカンズのGMのラングドンとはネッツ時代に密接に関わりがあった。
リーグ関係者によるとペリカンズは昨年、ウィーバーとHCの候補者として面接をしたようだ。
以上です。
管理者はコーチにあまり興味がなかったので勉強になりました。
ザイオンとイングラムのエース化という方向性を継続するのか、少し変えるのか、どうなるかは分かりませんが個人的にはビンソンになってもらって、太陽の輝きでペリカンズを強くしてほしいところですね。
お読みいただきありがとうございました。
【和訳】ウォリアーズのオフシーズン カリーの契約延長とウルブズの指名権
こんにちは。
いつもは手動で翻訳を頑張っていますが、先日フォロワーに精度の高い翻訳ツールがあると教えていただいたので、試しにそれを活用して直訳に近い翻訳をしてみようと思います。
いつものボビーマークスのウォリアーズまとめです。
引用元:
ウォリアーズが2シーズン連続でNBAプレーオフを逃したことは失望するようなことではない。
むしろ、来シーズンはより良くなるだろう。
カリーはMVP級の活躍をして2度目の得点王を獲得し、グリーンはDPOYの最終候補までに残っていた。
そこに健康なクレイ・トンプソンを加えれば2021-22シーズンは、ウエスタンカンファレンスのファーストラウンドののホームコートアドバンテージを争うチームになるはずだ。
今シーズンすでに2位指名のワイズマンをロスターに加えたウォリアーズは、さらにロタリーピックを2つ追加してビッグ3を補う若いタレントを手に入れることが可能だ。
プレイインで敗北したウォリアーズは、カリーとの新契約とドラフトで待ち受ける選択肢に焦点を当ててオフシーズンに臨むこととなる。
カリーの契約延長
カリーは200Mの契約を2回結ぶという、過去にNBAで一度もないことができる立場にある。
2017年、カリーはNBA選手として初めて5年210Mのスーパーマックス契約を結んだ。
それから4年が経過した今、4年215.4Mドルの契約延長を結ぶことができ、2025-26シーズンまでウォリアーズとの契約を継続することができる。
- 2022-23:48.0M 34〜35歳
- 2023-24:51.9M 35〜36歳
- 2024-25:55.7M 36〜37歳
- 2025-26:59.6M 37〜38歳
カリーの2022-23年のサラリーは48Mで、実際にはマックスサラリーである35%を超えることになるが、CBAでは選手はサラリーキャップの35%または前年度のサラリーの105%のいずれか大きい方の金額で契約することができる。カリーの2021-22年のサラリーは45.8Mだ。
この契約延長はあくまで過去の実績に報いるものであり、将来のことは考えていないように見える。
37歳に60M近い金額を支払うことは、おかしいのではないか。
しかし、33歳のカリーが衰えているという兆候はない。
カリーは今シーズンのMVPファイナリストであり、2015年と2016年にMVPを獲得したときと同じくらいの数字を記録した。
スティーブ・カーは、
彼はMJを思い出させる。自分が見ているものはこの世のものとは思えないのに、それが日常になりそれを期待するようになってしまう。それこそが、偉大さの証なんだろうね。
と語った。
ESPNのラモーナ・シェルバーンが5月初めに書いたように、カリーはコート上での輝きとコート外でのインパクトで2020-21シーズンを救った(リンク先、興味ないので訳しません)。
そして今、ウォリアーズはカリーに215Mの小切手を書く時が来たのだ。
ウルブズの1巡目指名権
ドラフトロッタリーで、ウォリアーズが勝利した場合はどうなるのか。
ウルブズへのディアンジェロ・ラッセルのトレードにより、ウォリアーズはウルブズのトップ3プロテクト付きの1巡目指名権を獲得した。
今シーズンのウルブズの好調を受けてロッタリーのスポットでは6位に位置しているが、4位に上がる確率は9.6%だ。
もし、4位に上がってウォリアーズに譲渡されれば、3人のインパクトのある選手が選択肢となる。
ジェイレン・グリーン、ジェイレン・サグス、ジョナサン・クミンガだ。
グリーン、クミンガ、サグスに加えて、昨年の全体2位指名のジェームス・ワイズマンが加われば、ポストカリーの強固な基盤として据えるもできるし、トレードに使うこともできる。
しかし、ESPNのドラフトアナリストであるマイク・シュミッツ氏によると、62.8%の確率で6位以下になるとのことで、ウォリアーズにとっては理想的なシナリオにならない可能性が高いだろう。
「ドラフトは6位から始まる」という言葉は、ドラフト前のプロセスで使い古された言葉だが、それには理由がある。
ケイド・カニンガム、ジェイレン・グリーン、エバン・モブリー、ジェイレン・サグス、ジョナサン・クミンガ…通常の年であればこの5人は誰もが1位指名されるようなプロスペクトだろう。
NBAのエグゼクティブたちと話していると、トップ5ほぼ決まっているように感じるが、6位から始まる今年のドラフトにはまだ流動性がある。
と、シュミッツは述べている。
また、27.6%の確率でウルブズがトップ3を引き当てる可能性もあり、その場合は今年の譲渡はなくなり、代わりに2022年の1巡目指名権を譲渡する。
ウルブズは怪我などで出場選手が安定せず、波が激しかったためウルブズからの指名権は良いものになるだろうと言われていた。
しかし、ウルブズは来シーズンは競争力のあるチームになる兆しを見せており(オールスターブレイク以降の成績は13-18)、カール・アンソニー・タウンズ、アンソニー・エドワーズ、ラッセル、そして今年のドラフトでトップ3を指名できればオールスタークラスになる可能性のある有望な若手を加えたロスターとなる。
そうなるとウォリアーズは、将来の指名権をすぐにトレードするのがベストなのか、ウルブズが再び低迷して2022年の指名権がトップ5に入ることを期待して待つのがベストなのかを判断することになる。
クレイ・トンプソンの復帰
ドラフトの結果にかかわらずトンプソンの復帰により、ウォリアーズはプレイインチームからウェスタン・カンファレンスの上位を争うチームになる可能性がある。
3月中旬に行われたビデオ会議で、トンプソンは記者団に対し「再び優勝争いに加わることを期待している。」と語った。
最後にプレーしたトンプソンは、2018-19レギュラーシーズンに平均21.5得点、フィールドゴール成功率46.7%、スリーポイント成功率40.2%を記録し、その後、トロントに敗れたNBAファイナルでは平均26得点、スリーポイント成功率53.5%を記録していた。
しかしそれは2年前のこと。トンプソンは今、ACL断裂とアキレス腱断裂からの復帰という、非常に難しいことに挑戦することとなる。
復帰に向けての支障はないが、ウォリアーズもトンプソンも慎重になっていることが予想される。
正直、復帰することも、毎試合38分ベストプレイヤーを守ることも、100回のスクリーンを使うことも想像できないが、そうなるだろう。保証するよ。前みたいにまたオールNBAプレイヤーになってみせるさ。
もし彼がそのレベルに戻れば、ウォリアーズがロッタリーに参加する日々は終わるはずだ。
FAのケリー・ウーブレJr
トンプソンが来シーズンの開幕に間に合う見込みであることから、ウォリアーズはウーブレが優先事項なのか贅沢なのかどうか決める必要がある。
この先何年もウォリアーズにいたいかという質問に、
そうしたい。
でもこれはビジネスなんだ。次のステップは今シーズンの目標を達成するためにこのチームのために全力を尽くすことだ。
そして、この夏にはまた別のステップが待っている。I'm here. I'm a warrior.
今シーズンのウーブレは開幕から低迷していたが2月に入ると調子を上げ、フィールド・ゴール成功率50.2%、3ポイント成功率43%、1試合平均20.1得点を記録した。
レギュラーシーズン最後の10試合とプレイイントーナメントを手首の怪我で欠場したが全体では55試合に出場し、キャリア2位の平均15.4PPGを記録した。
ウォリアーズはウーブレをどうするか、3つの選択肢がある。
①再契約を結ぶ。ただこの場合タックスのために莫大なコストを負担することになる。ウーブレと10Mの契約を結ぶだけでも、すでに高いタックスに100M近く上乗せされる可能性がある。
②見返りなしに放出する。
③セルティックスがゴードン・ヘイワードを獲得した時と同様に、ウォリアーズはサイン&トレードを行い、将来的に使用できる大きなトレードエクセプションを作成することができる。
ただし、ウーブレを獲得するチームは最低でも3年契約を結ぶ必要がある(1年目は必ず完全保証)。
サイン&トレードで選手を引き取るという選択肢もあるが、サラリーを追加するとタックスが増えてしまう。
理想的は、ウーブレがシックスマンの役割を果たし、ウォリアーズのベンチを強化することだ。
しかし、オーナーは出費の限界点を決める必要があるだろう。
ワイズマンはフィットするのか
ジェームス・ワイズマンの未来について、諦めるのは早いだろう。
確かに今シーズンは浮き沈みが激しく、さらには右ひざの手術を受けたことでシーズン終了となった。
しかし、ワイズマンを含め、今シーズンのルーキーたちは厳しい状況に置かれていた。
2020年のドラフトクラスは、サマーリーグや伝統的なオフシーズンプログラムはなく、トレーニングキャンプも大幅に凝縮されていた。
元ウォリアーズのアンドリュー・ボガットは、NBA Sports Bay Area(Dubs Talk Podcast)で、こう語っている。
彼はNBAキャリアの1年目だが、すでにかなりのアジャストが必要だろう。
ステフと一緒に一般的なチームとは異なるシステムでプレーしている。
バスケの基本を学んでいるところでまだその全てに追いついてないし、身体もまだ成長途中で、今は体を鍛えている段階だろうから、我慢しなければならないね。
ウォリアーズファンが大きな期待をかけているのは知っているが、そこが難しいところだね。とにかく
「この子はそれほど素晴らしい選手にはならないだろう」
と決めつけたくはないよね。彼はまだ1年目だし。
これに対する反論は、ワイズマンはオールスターの可能性を秘めているにもかかわらず、すぐに優勝を目指すという意味ではウォリアーズのタイムラインに合わないということだ。
コアの3人とのタイムラインを合わせるために、ジェームズを早く成長させることができるのか?
その答えはわからない。
しかし、ドラフトに参加して、世代を超えた才能を持つ可能性のある才能を見つけたら、決断しなければならないんだ。
と、スティーブ・カーは95.7 The Gameの「Damon, Ratto and Kolsky Show」で語った。
ウォリアーズの決断は、ワイズマンが2年目のシーズンで長期的にどのようにフィットするかをテストすることだ。
ウォリアーズの出場時期に合うような、不満を抱えたスーパースターがトレードで手に入るわけではなく、さらにワイズマンのトレード価値はデビュー前よりも今の方が低い。
Hoop Collectiveのポッドキャストで、ESPNのシュミッツとケビン・ペルトンは、2020年のドラフトのやり直しがあった場合、ワイズマンは2位から11位に落ちるとしていた。
お金の話
ウォリアーズは、2021-22シーズンに莫大なお金を払うと予想される。
カリー、トンプソン、グリーン、ウィギンスだけで既に来シーズンの136Mのタックスラインを超えてしまっている。
さらにウォリアーズは過去5シーズンのうち4シーズンでタックスラインを超えているためリピータータックスの対象でもあり、歴史的な金額を払う可能性がある。
以下はコストがいくらぐらいになるかのシナリオの例だ。
シナリオ1…ロッタリー指名選手1人と3人のFAとの契約(全員ミニマム)
シナリオ2…ロッタリー指名選手1人と3人のFAとの契約(5.9Mのミニミドル例外で1人とミニマムで2人)
シナリオ3…ロッタリー指名選手2人と1人のFAとの契約(5.9Mのミニミドル例外)
シナリオ4…ロッタリー指名選手1人と1人のFAとの契約(ミニマム)と、ウーブレと10Mで再契約
ウォリアーズは2020-21年シーズンに見かけ上116Mのタックスの支払いがあるが、収益が減少した結果特別措置として60M台までに少なくなる見込みだ。
2021-22シーズンにも同様に減税を受けることができるかもしれない。
ジョー・レイコブとそのオーナーシップグループは2010年にウォリアーズを450Mで購入しており、来シーズンはサラリーとタックスのペナルティでそれと同額近くを支払う可能性があることを覚えておいてほしい。
オフシーズンのサラリー内訳
ウォリアーズはチームサラリーが凄いことになっているので、ホールドは考慮する必要はないでしょう。
チームのニーズ
- バックアップウイング
- ストレッチ4
- ポイントガードの層
ロスターを強化するためのリソース
- 自前の1巡目指名権、ウルブズの1巡目指名権(獲得できたら)
- 健康なトンプソン
- ワイズマンの成長
- 5.9Mのミニミドル例外条項と、2.0Mと1.7Mのトレードエクセプション
- トレードで獲得。放出それぞれ5.8Mまでの現金
重要な日付
- 8月6日:スマイラギッチの1.8Mの契約が保証される
8月中旬(未定):リーの1.9Mの契約が保証される
8月11日:ペイトン2世の1.9Mの契約のうち0.659Mが保証される
1月7日:モルダーの1.8Mの契約が保証される
ウォリアーズはタックスチームとなるため、スマイラギッチ、ペイトン2世、リー、モルダーを解雇することになっても、その後に契約する選手も同等のサラリーになるので金銭的な理由ではないだろう。
この4人の中ではほとんどプレーしていないスマイラギッチが解雇されそうだ。 - 8月1日:ルーニーの5.2Mのプレイヤーオプションの期限
優秀な選手だが市場に出ても5.2Mより大きい契約を得られる可能性は低いだろう。
制限事項
- カリー、トンプソン、グリーンの契約にはそれぞれ15%のトレードボーナスが付いている。
カリーとトンプソンはボーナスによってマックスサラリーを超えてしまうため無効となる。
グリーンはトレードされた場合7.5Mが発生し、2021-22シーズンと2022-23シーズンのサラリーに分配される。 - リー、モルダー、ペイトン2世、スマイラギッチはトレードする場合、ウォリアーズ側のサラリー計算は保証分のみカウントされる。
- イグダーラのサラリーダンプをした時のトレードでプロテクト付きの1巡目指名権を放出したため、それが譲渡される2年後まで1巡目指名権はトレードできない。プロテクトは、2024年はトップ4、2025年は1位、2026年はプロテクトなしとなっている。
契約延長が可能な選手
- カリー、ルーニー、スマイラギッチ、ウィギンス、パスカル
パスカルは優秀な成績を残しているので延長の可能性があるだろう。初年度のサラリーは最大11Mで、4年まで延長することができる。ProfitX(人工知能を用いたサラリー、パフォーマンス予測ツール)によると、初年度4.9Mとなるだろうとのこと。
ドラフト
ウォリアーズは、最低でも1つのロッタリーピックを持って7月のドラフトに臨む。
ウルブズがトップ3に入らなかった場合、その数は2つに増える。
もしウルブズが1巡目を保持した場合、ウォリアーズは自前の1巡目指名権と、2022年にウルブズからノンプロテクトの1巡目指名権を獲得できる。
またウォリアーズは、2023年、2027年、2028年の自前の1巡目指名権を持っている。
ESPNのジョナサン・ギヴォニーとマイク・シュミッツの指名予想は
6位(ウルブズから):Keon Johnson, SG, テネシー大
14位(自前):Alperen Sengun, PF/C, トルコ
ウォリアーズは現金で指名権を買うことが多い。
2015年以降、ウォリアーズはマッカウ、ベル、パスカル、スマイラギッチの獲得のために合計8.2Mを払っている。
以上です。
なんだかんだ結構手直しをしたので、いつもとそれほど変わりませんでしたね。
完全にいくらまでタックスを払えるのか、という戦いですね。
場合によってはオーナーがチームを買ったときと同じぐらい払うというのは驚きですね。
お読みいただきありがとうございました。
MAD MAXのペリカンズ(およびNBA)との出会い
こんにちは。
今回は管理者がTwitterでもリアルでもお世話になっているベテランペリカンズファンのMAD MAXさんにNBAとペリカンズの出会いについて書いていただきました。
こんにちは、MAD MAXです。ペリカンズ(およびNBA)との出会いについて、ありがたいことに管理人さんよりお誘いを受け、僭越ながら書かせていただく運びとなりました。
先にお断りしておくと、おっさんなので話が長いです。すみません…
それではまずNBAとの出会いから。
1991
遡ること約30年前。
小学生だった私は、左手に杖/右手の指にボールを乗せた謎のおじさんロゴのキャップを地元駅前のスーパーで買いました。
緑色が好きだったからで、深い理由はありませんでした。
1992-1993
バルセロナ五輪の初代ドリームチームを目の当たりにし「NBA」の存在を知ります。
幼馴染のN君は既にNBAに傾倒しており、彼の家の本棚にはHOOP誌がビッシリと並んでいました。
そこで見覚えのあるロゴを発見。
「この緑のキャップ、NBAチームじゃん!」
という事で、安易ですがセルティックスファンとなった私は、本格的にNBAを観始めました。
当時のセルティックスはバードが去りレジー・ルイスが急死。
凋落の兆しが見える状況でした。日本ではNBA人気が高まり、周りが
「ジョーダンのブルズ最高!」「いやいやKJ/サー・チャールズのサンズでしょ!」「これからはシャックのマジックの時代!」
などと騒ぐ中、人と被るのがイヤだった私は不遇のセルティックスを応援することに意義を見出していました。
1994〜
詳細は省きますが、10年くらいは何だかんだでセルティックスを応援しました。
今でこそファンの多い名門のイメージですが、少なくとも90年代中盤以降の日本におけるセルティックスは人気球団とは程遠く(※当時の横浜のいち学生の印象です)、インターネットも普及前ですので、セルティックスファンと出会う機会もなく、限られた試合をBSで観戦し、孤独に応援する日々でした。
2000
迎えた2000年代、NBA好きでしたが全然バスケ部じゃなくて中高では吹奏楽部だった私は、大学でニューオーリンズの音楽を始めます。
自分が演奏していたチューバという楽器が目立って活躍できるジャンルだったからです。
2002
所属していたニューオーリンズ音楽のサークルには、春休みに有志で現地にアパートを借りて長期滞在し、ライブ三昧の生活を送るという伝統がありました。
2002年の春に初訪問した私は、そこでニューオーリンズの街/音楽/人/文化にどハマりします。
(余談ですが、この時の渡米で初めてNBAを現地観戦しました。CHA @ BOS、CHI @ NJNの2試合を観戦予定でしたが、急性胃腸炎でボロボロになりモーテルのトイレから出られずBOSの試合は会場にすら行けませんでした…)
そんな折、’02-’03シーズンからシャーロット・ホーネッツのニューオーリンズ移転が報じられます。
当時のシャーロットファンには申し訳ないですが、自分的に既に最高の街であるニューオーリンズにNBAの球団まで来ちゃったら、マジで最高of最高だなと思いました。
という事で、前置きが長すぎましたが、ここからがペリカンズ(当時のホーネッツ)との出会いです。
2003
当時大学3年生で、就活アリ/お金ナシという状況のため渡米は見送りか…と思っていたのですが、鎌倉の某所で福引を回したら旅行券ウン万円分が当たるという幸運もあり、思い切って行く事にしました。
ホーネッツのニューオーリンズ移転後の初シーズンで、正直対戦相手も覚えていませんが数試合を観戦。当時は確か3階席で$5〜とか爆安だったので貧乏な学生には有り難く、かなり軽い気持ちでアリーナに通いました。
バロン・デイビス、デビッド・ウェズリー、ジャマール・マッシュバーン、PJブラウン、ジャマール・マグロワのスタメンをはじめ個性豊かな面々を観ているうちに愛着も湧いてきます。
そして何より、自分がどハマりしている街「NEW ORLEANS」の文字が胸にデカデカと躍り、従来のホーネッツのチームカラーである青緑と紫に金を加えることで、現地のカーニバル「マルディグラ」のカラー(緑・紫・金)に落とし込んだジャージが最高でした。
元々好きだった「NBA」と新たに好きになった「ニューオーリンズ」。ここに至り、両者が重なる共通部分にある「ホーネッツ(現ペリカンズ)」は、私のアイデンティティにガッチリと組み込まれたのでした。
セルテックスファンを辞めようとは思いませんでしたが、ボストンよりニューオーリンズを応援する理由の方が明確になってしまったのです。
以降、ニューオーリンズ・ホーネッツには色々なことがありました。
2004年はボブキャッツ誕生の影響でEASTから押し出されWESTに移動(これによりセルティックスとの競合という心の葛藤が大幅に解消)、
2005年はハリケーン・カトリーナ禍で壊滅的被害を受け、
2006年はオクラホマシティを仮ホームとして戦う中で現地OKCの盛り上がりに「そのまま移転してしまうのでは…」と怯えるものの、
2007年以降はニューオーリンズを本拠地に戻して一安心、
2008年には地区優勝を経験するも、
2010年には身売りが上手くいかずリーグ管理下となり、
2012年にNFLセインツオーナーのベンソンがチームを購入して、
翌2013年に「ペリカンズ」に改名…
この間、すっかり沼にハマって何度もニューオーリンズを訪れ、様々な共通体験を経るうちに「どこのファン?」と聞かれれば自然に「ホーネッツ/ペリカンズ」と答えるようになっていました。
…という訳で、これからもスターが居なくなろうが、勝てなかろうが、チーム名が変わろうが、「ニューオーリンズのNBAチーム」として存在する限りは応援し続ける、というのが私のスタンスです。
幸いなことに、今のオーナーシップはある程度安定していますし、エースが去るとほぼ切れ目なく新たなエースが現れるサイクルも手伝って(BD/マッシュバーン→CP3→AD→ザイオン)、楽しく観続けられています。
次の‘21-‘22シーズンはニューオーリンズ移転から20年目の節目。
自分も気付けば、20代はホーネッツ、30代はペリカンズと、人生の半分くらいをニューオーリンズのNBAチームと共に過ごしてきました。
願わくば、死ぬ前にチームが移転/消滅することなく、ニューオーリンズに優勝をもたらす姿が見られれば御の字ですが、さてどうなるか…
長文かつかなりどうでも良いパーソナルな話が多く大変申し訳ありませんでしたが、最後までお読みいただきありがとうございました!
違うチームから入って、街がきっかけで好きになっていったというのは非常に珍しいのではないでしょうか。
現ペリカンズがニューオリンズに移転していなければなかった出会いですし、なんとも運命的ですね。
過去にはペリカンズオフ会を開催しましたが、MAXさんにはお忙しい中来ていただきながら貴重なお話を聞かせてもらい、グッズプレゼントコーナーまでやって頂いただくなど大変お世話になりました。
管理者も1度マルディグラの時期にニューオリンズに行きましたが、感想は良いところだな、ぐらいで街のことには疎く、MAXさんのようにもっと街ごと愛せたらなと思います。
ペリカンズは苦しいシーズンが続いていますがデビッド・グリフィンが来たのは大きな転換点だと思います。
これから更にザイオン体制が本格化していき間違いなくチームも上向いていくでしょう。
オーナーも素晴らしい方ですしこのままニューオリンズで続いてほしいですね。
MAXさんのためにも。
コロナが収束して、またペリカンズオフ会が開催できたら是非また来ていただきたいですね。
MAXさんこれからもよろしくお願いします!
【超意訳】ペリカンズのオフシーズンのテーマ
こんにちは。星野みなみです。
…今回は、Will Guilloryさんの以下の記事を”超・意訳”していこうと思います。
なぜ超意訳なのかというと、有料記事なので著作権的によろしくなさそうなのと、単純に和訳が困難だったためです。
なので非常に簡潔にまとめます。気になる方は有料会員になって読んでみてください。無料期間もあるはずです。では。
はじめに
ペリカンズはプレシーズンは勝ち、シーズンでは勝てないというシーズンを2年連続で過ごしてしまった。
ザイオンにペリカンズで長くプレーしてもらうためには来シーズンは必ずプレーオフに出場する必要があるだろう。
契約延長の交渉が来年に迫っている。
若手選手の成長とさらなるSVGの指導により昨シーズンより多く勝つことができることは期待できるが、実際のところロスターには多くの欠陥があるので、外部からの補強も必要だろう。
そうなると若手全員を残すのは難しいかもしれない。
そんな今オフの重要なテーマを5つピックアップしたので、それぞれ見ていこう。
”ポイントザイオン”にどこまで振り切るのか
ペリカンズの将来の方向性は、SVGがザイオンをポイントガード起用をし、それが十分すぎるほど通用すると分かった時に決まったといえるだろう。
昨シーズンはほとんどリム周りでプレーしたにもかかわらず、ポイントザイオンはペリカンズのオフェンスで最も強力だった。
それでもって、ルーキーシーズンの効率性を落とすどころか上昇させたうえで平均得点も増やした。
問題はどれだけやらせるかだ。
今シーズンと同様にやらせれば、凄まじいスタッツを残すだろうしレブロンやヤニスのようになれる確率は高まると思うが、それが勝利に結びつくかは別の問題だ。
ポイントガードを補強し使われる側を増やせば勝利には結びつくだろうが、ザイオンの天井は低くなるかもしれない。
それを踏まえた上でどのようにロスターを構築するかは非常に重要だ。
ロンゾ、ハートはペリカンズの未来に含まれているかどうか
これは最も賛否両論分かれているトピックだろう。
ロンゾはペリカンズに来てシューティングを劇的に向上させ、ハートはコート内外で欠かせない存在となっている。
ザイオンとイングラムは2人が残ることを望んでおり、ロンゾかハート2人のどちらかあるいは両方がいなくなることは少なくとも短期的にはザイオンとイングラムの反感を買うだろう。
だがフロントオフィスの選択は簡単ではない。ブレッドソーやアダムスをトレードしない限りキャップスペースはほとんどない。
もし2人のどちらかをトレードしてキャップスペースを空けたとしても、一貫性のないロンゾに20M以上を払うのはためらうかもしれない。
おそらく最も”賢い判断”はロンゾをサイン&トレードで放出しアセットを増やすことで未来の柔軟性を維持することだろう。
ただ、財務上正しい動きかどうかという視点だけでは足りない。
ザイオンやイングラムのようなフランチャイズスターがいる場合は彼らの意見に十分に耳を傾ける必要がある。
そうしないと、もっと意見の通るチームに移籍したいと思われてしまう可能性があるからだ。
これらのことを全てクリアするのは非常に難しい。
この選択はフランチャイズの未来を左右する分岐点となるだろう。
もしロンゾかハートのどちらかと別れなければならなくなった時に、ザイオンとイングラムに不満を持たせないことはできるのだろうか。
ザイオンの横にはどんなセンターが必要なのか
ペリカンズはアダムスをトレードで獲得してプレーせずに2年34Mの契約延長を結んだが、ザイオンの横にふさわしいビッグマンかどうかは怪しい。
一見スペーシングの問題に見えるが、バックアップのエルナンゴメスとヘイズはザイオンと同時に出た時の得失点差でアダムスよりも上回っていた。
実際、エルナンゴメスとヘイズのほうがオフェンスで仕事をしていたといえるだろう。
ただ彼らよりスクリーンのセットやロールはアダムスの方が遥かに優れている。
しっかり2年目でアジャストしてくるはずだ。
おそらくグリフィンは、安いセンターと契約するよりはアダムスのようなベテランに投資するほうが賢いと判断したのだろう。
いずれにせよ、ペリカンズはザイオンの横にアダムスではない選手を置きたいと考えていることは明らかだが、問題はそれがどんな選手かわからないことだろう。
そろそろ大きな動きをするべきか
ペリカンズはレイカーズとバックスからのアセットをかなり多く持っている。
今年こそビールやリラードのようなスーパースターを獲得するために大きなトレードを敢行するのだろうか、という疑問は最終的に動くまで消えないだろう。
ペリカンズが優勝を目指すためには3人目のスター選手が必要だと思うが、問題はトレード可能なスター選手が誰になるのか、そしていつ現れるのかが分からないことだ。
グリフィンは指名権や若手の価値を理解しているため、余程のことがなければ手を付けず、フランチャイズチェンジャーと呼べるような選手が市場に出てきたら行動を移すだろう。
オフシーズンには大体何かが起きる。
昨年のハーデンのような予想外のところから出ることもあるだろう。
ただ、実際にどのぐらいの対価が必要なのかということ含めてそれらは全て不確定要素なのがやはり難しいところだろう。
シューターをどうやって補強するか
昨シーズンのペリカンズは、スリー成功数で27位、成功率で26位だった。
現代NBAにおいてこれは非常に厳しく、改善する必要があるだろう。
ペリカンズのスペーシングの悪さは、ザイオンがディフェンダーを2、3人引き寄せるのでより目立った。
ヤニスやエンビードのようにオープンスリーを演出するところまではできていたが、問題はシュートが入らないことだった。
ザイオンの力を最大限引き出すために、シューターを増やすことが最優先事項だろう。
シューターを補強できれば、NBAトップクラスのシュート力となるだろう。
バックスのようなチームになることが期待できる。
ただそのような選手を補強することは非常に難しい。
ネッツはジョー・ハリスに4年75M、ウィザーズはベルタンスに5年80Mを払っている。
どのチームもハイレベルなシュート力を必要としていて、そこに多額のお金をかける。
今オフもそういった傾向が見られるだろう。
想像以上にコストはかかるかもしれないが、確実に補強を行う必要があるだろう。
来シーズンもスリーで下位5チームに入ることは許されない。
以上です。
かなり意訳ではありますがオフシーズンの焦点が分かりやすくまとめられたなと思っています。
今オフは分岐点だと思います。このまま低迷を続けるか、上手くいくか、上手く行けば一気にトップ4に入ってもおかしくないぐらいのポテンシャルを秘めていると管理者は信じています。
超意訳はシリーズ化するかもしれません。
お読みいただきありがとうございました。
【和訳】ロサンゼルス・レイカーズのオフシーズンに向けた動き:ロスターを再構築するために限られたオプション
引用元:
これは前回優勝チームの思い描いていたものではない。
NBA史上、最も短いオフシーズンを過ごし、チームのレギュラーシーズンの成績を低迷させたレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスの怪我があった後も、ロサンゼルス・レイカーズはプレイオフで勝ち進むという期待を担っていた。
7位シードにもかからず、彼らはウェスタンカンファレンスを勝ち抜き、2年連続でのNBAファイナルに進出するという本命予想がなされていた。
しかし、フェニックス・サンズによってファーストラウンド敗退に追い込まれ、彼らはプレイオフから退くことになった。
すでにジェームズとデイビスが共に意志を固め、来季の巻き返しを期待している中、ロブ・ペリンカとチームの関心はデニス・シュルーダー、アレックス・カルーソ、そしてアンドレ・ドラモンドを含め、今夏、フリーエージェント(以下FA)となる複数の選手がいるロスターの再編成に向かっている。
FAの序列
今オフシーズン、レイカーズのロスターは黄色信号状態である。
ジェームズとデイビスの2人のフランチャイズプレイヤーは、少なくとも2022-23シーズンまで契約下にある(デイビスは2024-25シーズンまでの可能性がある)
しかし、このスターデュオ以外だと、来季の契約保障されている選手をたった3人しかレイカーズは保有していない。
→カイル・クズマ、ケンタビオス・コルドウェル=ポープ、そしてマルク・ガソルだ。モントレズ・ハレルが9.7Mのプレイヤーオプションを行使するかにもよるが、レイカーズは今オフシーズンで9人の選手がFAになる可能性がある。
そして、2019年とは異なり(デイビスのトレードを行った後でさえ、レイカーズがFAで35Mを使うことができた)、レイカーズは契約保障された5選手だけで、すでにサラリーキャップを超過している。
これによってレイカーズには限られたオプションしか残されていない。
レイカーズはシュルーダー、カルーソと/もしくはテイレン・ホートン=タッカーを含めたFA選手を組み合わせて連れ戻すことはできるが、多額のラグジュアリータックス*1を払うことになる。
これによってレイカーズは、より額の大きな9.5Mのノンタックスペイヤー・ミッドレベル・エクセプション(フルMLE)ではなくて、5.9Mのタックスペイヤー・ミッドレベル・エクセプション(ミニMLE)の使用に制限される。
*2
NBA史上タックスの支払いの最高額は91Mだが、2021-22シーズンでレイカーズは、250Mをロスターに費やすことになるだろう。
費用を削減するために、レイカーズはFA選手の大半を手放すこともできるが、そうすると、ロスターのニーズを充足するために9.5MのフルMLEとミニマムサラリー・エクセプションしか残されないことになる。
どちらにせよ、ペリンカとフロントオフィスは自チームのFAにどうやって優先順位を付けていくかということから始めるべきだろう。
デニス・シュルーダー
レイカーズの最優先であり、最も費用がかかるのはシュルーダーだ。
12月にエイドリアン・ウォジェナロウスキー氏が報告していたように、デニス・シュルーダーは2年3400万ドルの延長契約を断った。
シュルーダーはトレードで獲得されたため、新しい契約内容は当時のレイカーズが提示できる最大のものであった。
*3
それから3か月後、シュルーダーは自分自身の実力に賭けて、今度はレギュラーシーズン中に許されている最大の契約内容*4である、4年84Mの延長契約を断った。
18.7Mのキャップヒット*5は、2021-22シーズンにおける全ポイントガードの中で19位であり、トロント・ラプターズのフレッド・ヴァンブリートのサラリーに匹敵する金額である。
これはシュルーダーがレイカーズでの自身の将来を見据えていないというわけではない。
ESPNのデイビッド・マクメナミン氏によれば、「俺は長くレイカーズの選手でありたい」とシュルーダーは語った。「公正でありたいだけなんだ」
シュルーダーは依然として契約下にあり、厳密に言えば8/1になるまで延長契約を結ぶことができるため、FA交渉が解禁になる前に、双方は新しい契約を交渉するための独占的な門戸を持ち合わせている。
いったんその門戸を開放してしまえば、レイカーズは市場にシュルーダーの次の契約がどのようなものになるかに影響を与えることだろう。
しかし、シュルーダーは制限付きFAではないので、レイカーズはマッチをする権利を持ってはいない。
ニューヨークやシカゴに彼を奪われてしまうと、レイカーズのバックコートに巨大な穴を残すことになり、これがシュルーダーに有利な働きをすることになる。
もしシュルーダーに対して不利なことがあるとすれば、彼がマイク・コンリーJr.、スペンサー・ディンウィディ、カイル・ラウリー、ロンゾ・ボールそしてもしかするとクリス・ポールを含めた、層の厚いFAポイントガードの一人であるということである。
もしニューヨークとシカゴが別のFA選手に向かっていく場合、サラリーキャップの空きとポイントガードを必要とする2つの条件を持ったチームは限られるという事実もある。
スパーズ(デジョンテ・マレーとデリック・ホワイト)、
ホーネッツ(ラメロ・ボールとテリー・ロジアー)、
マーベリックス(ルカ・ドンチッチとジャレン・ブランソン)、
ヒート(制限付きFAのケンドリック・ナンを有している)、
ラプターズ(トレードデッドラインで彼を獲得していたかもしれなかった)、
そしてサンダー(行ったことがあり、プレーを経験したことがある)
はミッドレベル・エクセプション以上をシュルーダーに提示することができるチームだ。
ProFitX(人工知能を用いたパフォーマンスと財務予想ツール)によれば、シュルーダーの初年度のサラリーは19.9Mと見積もられ、84Mの延長契約の初年度に獲得したであろうサラリーより、少しばかり高くなる。
新契約は4年89Mになるようだが、サラリーに加えて、シュルーダーの次の契約の年数にも注視する価値がある。
ジェームズがFAになり、デイビスとクズマだけが契約下となる2023-24シーズンにロスターを再編成することができると知っていながら、レイカーズは何年も強気な態度を取り続けるのであろうか?
今すぐ勝利を目指すチームだからこそ、選択の余地はないのかもしれない。
テイレン・ホートン=タッカー
2019年の2巡目指名である彼は、ルーキーシーズンにGリーグで38試合に出場していた状態から、今季はベンチから平均20.1分と9.0点を記録するまでに変貌を遂げた。
しかし、サンズに敗れたファーストラウンドシリーズにおいて、ホートン・タッカーはほぼローテーション入りすることなく、ゲーム1と2を合計して13分の出場で、ゲーム3と4では全くプレーすることが無かった。
2019年にルーキーで2年契約を結んだホートン・タッカーに対して、レイカーズはアーリー・バード権*6を持っている。
レイカーズは他のFAにキャップスペースを使っていたので、その時に彼と今より長い契約を結ぶことができなかった。
ホートン・タッカーがアーリー・バード権を持っているので、ロサンゼルスは初年度の年俸を最大で11M(NBAの平均サラリーの105%)までに設定して契約を提示することができる。
もし彼とアーリーバード例外条項を用いて契約を結ぶことになる場合、オプション年数を含めずに最低でも2年間の契約にならなければならない。
興味深い点はキャップスペースに余裕のあるチームが、ホートン・タッカーへの複数年オファーをバックロード式(1∼2年目の契約は安めに設定され、それ以降の年に高くなるやり方)にして、3年目と4年目に大幅な昇給を与えることができるということだ*7。
15Mのキャップスペースを持つチームからの、そのような契約の一例は次のようになるだろう*8:
- 2021-22:9.53M(ノンタックス・ミッドレベル)
- 2022-23:10.00M
- 2023-24:19.75M
- 2024-25:20.74M
- 合計:60.00M
- 平均:15.00M(キャップスペースがある場合)
ロサンゼルスはこのオファーシートにマッチする権利を持ってはいるが、サラリーキャップを超過しているため、契約を平均化することができず、ホートン・タッカーを2023年からレイカーズで一番の高給取りに据えることとなる。
アレックス・カルーソ
我々はレイカーズのFA選手でシュルーダーを最重要視したわけだが、カルーソは僅差でそれに次ぐ存在だ。
ロスターで一番在籍期間が長いこのガードは、今季の全選手の中で4番目のディフェンスレーティング(101.2)に位置し、レイカーズがリーグでトップのディフェンシブチームに位置した大きな要因となっている。
彼は3シーズン以上ロスター入りしていたため、カルーソはラリー・バード権*9を持っていて、レイカーズは最大でサラリーキャップの25%まで、そして最長で5シーズンの契約を彼に提示することが可能だ。
ウィンドホースト氏によれば、リーグの幹部は9.5Mのミッドレベル・エクセプションの範囲内で、カルーソが数チームからの関心を引き寄せる可能性があると思っているようだ。
このサラリーはProFitXがFAでのカルーソに対して見積もった平均値の8.0Mに一致している。
良い比較対象はディアンソニー・メルトンが昨年の11月にメンフィス・グリズリーズと結んだ4年34.6Mの契約だろう。
アンドレ・ドラモンド
クリーブランド・キャバリアーズにバイアウトされた後に、ドラモンドが比例配分されたミニマム契約*10を結んだ際、元オールスターは1年限りのレンタルになるのだろうと考えられていた。
しかし、最近のザック・ロウのポッドキャストでデイビッド・マクメナミンが語ったように、レイカーズはドラモンドをそれ以上の存在としてみなしている。
レイカーズはドラモンドが形式的な先発になることにとても入れ込んでいた。そして、明らかに彼は形式的なもの以上の出場時間を得ていた。
それはドラモンドにとって重要なもののように思えるし、それはレイカーズのフロントオフィスにとっても重要なことだ。
というのも、彼らは傾聴する全ての人にこう伝えているからだ:「これは単なる半シーズンのバイアウト市場のレンタルではないんだ。アンドレ・ドラモンドはこのフランチャイズと共に進んでいく未来の一部なんだ」
彼らのサラリーキャップ状況とノン・バード権*11を所持するドラモンドのせいで、FAでレイカーズが提示できる最大金額は5.9Mのタックスペイヤー・ミッドレベル・エクセプションになる可能性が高い。
より多くの金額を割くためのサラリーの枠を作ることは、たとえレイカーズが望んでいるとしても容易なことではない -- サンズに敗れたゲーム6でドラモンドは全くプレーしなかった。
もしレイカーズがドラモンドとの再契約にタックスペイヤー・ミッドレベル・エクセプション以上の金額を費やすと、ふたたび142Mのハードキャップとなるだろう*12。
つまり、ドラモンドと9.5Mのフルミドル*13で契約することは、シュルーダーやカルーソそしてホートン・タッカーを含めた自チームのFA選手、ないしはもしかするとコルドウェル・ポープかクズマを含めたすでに契約下の選手を犠牲にすることになるだろう。
モントレズ・ハレル、マーキーフ・モリス、ウェスリー・マシューズ、ベン・マクレモア
4人のベテランの出場時間は、ジェットコースターのように浮き沈みの激しいものであった。
ハレルはクリッパーズで年間最優秀シックスマン賞を受賞したから、レイカーズでは今年のプレイオフ期間では2度の不出場を記録し、ローテーション外になった。
7/31のオプトイン期限までに、ハレルと代理人は同等の金額(かそれ以上の)とより明確な役割を提示するチームがあるかどうか確かめるために、リーグの状況を詳しく見てみるだろう。
彼はプレイヤーオプションを保有しているため、契約をオプトインするまではトレードされることはない。
今季、モリスは27試合を先発で出場したが、怪我を負ったデイビスの代わりにゲーム5で先発を担うまで、プレイオフではレイカーズのローテーション外になっていた。
彼はアーリー・バード権を持っている;レイカーズは、彼と選手の平均サラリー(1100万ドル)までの契約を結ぶことができるが、契約年数は最低でも2年でなければならない。
マシューズはレイカーズでの最初のシーズンで、出場時間(19.5分)、フィールドゴールパーセンテージ(35.3%)、スリーポイントパーセンテージ(33.5%)、得点(4.8点)がキャリア最低の平均記録となった。
マシューズは昨年11月に3.6Mの契約を結んだ。
マシューズはノン・バード権を持っており、レイカーズが彼と契約できる最大金額は4.3Mになる。
マクレモアは4月にレイカーズと契約した後に、21試合に出場して17.5分と8.0点を平均で記録した。
しかし、プレイオフでマクレモアは不出場の試合が2試合あり、敗北を喫したゲーム6ではわずか30秒の出場にとどまった。
もし4人のベテランがチームを去る場合、レイカーズは1巡目指名権、5.9Mのタックス・ミッドレベル、そしてベテラン・ミニマムを組み合わせて彼らの代わりを探すこととなる。
外部オプション
過去2シーズンではキャップスペースを超過して選手を獲得したり、自チームの選手を保持したりする他の手段があることを示してくれた。
2019年以降、昨オフシーズンでヒューストンに行ったクリスチャン・ウッドを含めて、サイン&トレードでチームを変更した選手が16人いる。
貴重な補強のリソースではあるが、オフシーズンにサイン&トレードで選手を獲得するチームは142Mのハードキャップとなる。
そしてそのような動きをするために、レイカーズは幾分の創造性と膨大なサラリーの差し引き計算を行う必要があるということを意味している。
例えば、レイカーズがクズマ、コルドウェル・ポープ、2027年のプロテクト無しの1巡目指名権、そして1巡目指名権の交換権をデマー・デローザンとのサイン&トレードでサンアントニオとトレードすることもあり得る。
そのようなトレードは理論上可能だが、レイカーズがシュルーダー、カルーソ、ホートン・タッカー、そしてもしかするとドラモンドを保持したまま、その動きをして142Mのハードキャップの基準額を下回ることができる可能性は非常に低いだろう。
オフシーズンのキャップ分解
チームの需要
- 先発と控えのポイントガード
- 各ポジションでの層の厚み
ロスター構築に活用できる資源
- ドラフト:1巡目指名権を保持ないしはトレードで使用する
- 王者の資本:レブロンとADという存在
- 例外条項:5.9Mのタックス・ミッドレベル
- 現金:トレードで5.8Mを送るまたは受け取る*14
注視すべき日程
- 8/1までに、レイカーズはホートン・タッカーに対して1年2.1Mのクオリファイングオファーを提示し、制限付きFAにすることが見込まれる
- 7/31にまでに、ハレルは来季の9.7Mの契約をオプトインするかどうかをレイカーズに通達しなければならない。もしハレルがオプトアウトする場合、2021-22シーズンで彼に支払うことができる初年度の最大額が11Mになる。
- アルフォンゾ・マッキニーの1.9Mの無保証契約に関して、今オフシーズンで期限となる日付はない。
制限
- ハードキャップ(スペース1.5M以下)はまだ適用され、FAの解禁日に解除される。
- レイカーズがトレードで使用可能な、年度的に最短の1巡目指名権は2027年のものになる。2021年の1巡目指名権はドラフト指名をされた時点でトレードすることができる(昨年のシュルーダーの時と同じように)
- クズマのポイズンピル規定*15はFAの解禁日に解除されることになる。
- 1.9ドルのマッキニーの契約は無保証なので、トレードでは支出分のサラリーとして勘定することはない*16。
延長契約候補
- ロスター上で契約を延長させることができる選手はマッキニーだけだ*17。
ドラフト
レイカーズは上位7位に入らなかったことで、今季の1巡目指名権を保持している。
レイカーズはペリカンズに、2022年のプロテクト無しの1巡目指名権を支払う義務があるが、ロサンゼルスはドラフト当日の夜もしくは8/3にモラトリアムが解除された後に、2021年の1巡目指名権をトレードすることができる。
これはレイカーズが全体28位で指名したジェイデン・マクダニエルズと、ダニー・グリーンをデニス・シュルーダーとの交換でオクラホマシティーに送った、昨年11月に起きたことだ。
2022年に、ニューオーリンズに支払わなければならない1巡目指名権の他に、レイカーズはペリカンズに、2024年か2025年(ニューオーリンズは先送りする権利がある)のプロテクト無しの1巡目指名権を支払わなければならない。
また、ペリカンズは2023年のレイカーズの1巡目指名権との交換権も持っている。
ESPNのジョナサン・ギヴォ二ーとマイク・シュミッツは、7月のレイカーズの指名について次のように述べている:
22位(自前の指名権)アヨ・ドスンム| SG | イリノイ大学
ペリンカは2019年の就任以降、ドラフト関連のトレードを3回行っている。
デイビスのトレードの一部として、レイカーズはニューオーリンズに4位指名のデアンドレ・ハンターのドラフト権利を送っていて、彼はその後アトランタにトレードされた。
同じドラフトにおいて、レイカーズは2.2Mと2巡目指名権をオーランドに送って、ホートン・タッカーのドラフト権利を獲得した。
今回はレイカーズファンのとまブラさんとのコラボでした。
とまブラさんが訳し、僕が解説を付けるというスタイルですね。
和訳はかなり疲れますが解説だけだと結構楽ですね(小声)
レイカーズは非常に難しい状況に立たされていますがどういう選択をするのでしょうか…オフシーズンが楽しみですね。
*1:定められた基準額(タックスライン)を超過した場合に、超過した差額に対応する税金
*2:チームサラリーの状況によって使えるMLEが異なる。使用後に推定142Mのエプロンを超える場合はミニMLE、超えない場合はフルMLE、サラリーキャップ未満ならルームMLEというものが使える
*3:トレードされてから6ヶ月間(今シーズンは短縮シーズンなので短縮)は残っている契約含めて3年、昇給率5%までの内容でしか契約延長できない
*4:ルーキースケールでない選手の契約延長は残っている契約含めて最大5年、初年度のサラリーは延長前のサラリーの120%まで、昇給率8%まで
*5:選手のサラリーのうちチームサラリーに計上される金額
*6:選手と再契約する際にサラリーキャップを超えても良いという権利。同じチームに2年在籍するか2年契約を終えると得ることができる。元々のサラリーの175%か、昨シーズンのリーグ平均サラリーの105%のどちらか高い方まで(THTは後者に該当)の2〜4年、昇給率〜8%の契約を結ぶことができる。
*7:こうなってしまうのはギルバート・アリーナス条項という制度があるため。他チームが元チームのアーリーバード権でマッチできないオファーを出せないように、リーグ在籍2年以下の状態でFAになった1巡目指名以外の選手に出すオファーの初年度の金額が制限される。
*8:このようなオファーを出すチームには平均額(この例だと15M)のキャップスペースが必要
*9:
選手と再契約する際にサラリーキャップを超えても良いという権利。同じチームに3年在籍するか3年契約を終えると得ることができる。マックスサラリーまでの1〜5年、昇給率〜8%の契約を結ぶことができる。
*10:シーズン途中にミニマム契約を結ぶ場合、残りのシーズン日数分の日割りサラリーになる
*11:
選手と再契約する際にサラリーキャップを超えても良いという権利。1年以下の契約を終えると得ることができる(10日間契約以外)。元々のサラリーの120%か、ミニマムサラリーの120%か、クオリファイイングオファーのどれか高いものまで(ドラモンドはミニマムサラリーの120%に該当)の2〜4年、昇給率〜8%の契約を結ぶことができる。
*12:2020-21シーズンはモントレズ・ハレルにノンタックス・ペイヤー・ミッドレベル・エクセプションを使用したためハードキャップとなっていた
*13:ノンタックス・ペイヤー・ミッドレベル・エクセプションの俗称
*14:トレードで現金を扱う場合、1シーズンで放出と獲得それぞれの限度額が決められている
*15:ルーキー契約を延長した選手は、その契約が実際に始まるまでの間、トレードの際のサラリー合わせが非常に困難になるという仕組み
*16:無保証・部分保証の契約の選手をトレードする場合、放出する側のサラリー計算は保証されている額分のみで行われる
*17:契約延長は3年以上の契約で可能で、3〜4年契約は契約後2年経過時点、5〜6年契約は3年経過時点で可能となる
【和訳】グリズリーズのオフシーズンの動き:次のステップに進むにはどうする必要があるか
引用元:
今シーズンのグリズリーズは大方の予想より良い成績を残した。
レギュラーシーズンでウォリアーズに抜かれ9位となってしまったが、プレーイントーナメントでアップセットをして最終的に8位シードを獲得することができた。
1位シードのジャズとのシリーズは1−4で敗れてしまったものの、グリズリーズのロスターはNBAで3番目に若く、来シーズンはそのうちの13人の契約が残っているので、来シーズンは更に良くなるはずだ。
次のステップに進むというだけではなく、オフシーズンの大きなポイントはジャスティス・ウィンズロウの13Mのチームオプションだ。
グリズリーズがオプションを破棄した場合、ロスターの強化のためにFAに20Mのキャップスペースを使うことができる。
ではグリズリーズは何をするべきなのか、ということを見ていこう。
次のステップへ
グリズリーズは”Grit and Grind”時代終了後のロスターの再構築で高い評価を得ている。
マルク・ガソル、マイク・コンリーをトレードすれば競争の激しいウエスタンカンファレンスで最下位になってもおかしくはないだろう。
ところがグリズリーズはトレードでヨナス・ヴァランチュナス、グレイソン・アレン、ディアンソニー・メルトンを獲得しロスターを再構築し、
ドラフトではジャ・モラント、ブランドン・クラーク、ジャレン・ジャクソンjr、デズモンド・ベイン、ゼイビア・ティルマンsr、ディロン・ブルックスを指名し、
FAでは制限付きFAのカイル・アンダーソンとタイアス・ジョーンズを獲得することができた。
その結果、グリズリーズは昨シーズンプレーインに出場し、今シーズンはプレーオフのファーストラウンドに出場することができたが、14M以上の契約を結んでいる選手は1人もいない。
グリズリーズは全てにおいて正しい選択を行ったが、ファイナルあるいはカンファレンスファイナルに出場するためには戦力としては不十分かもしれない。
グリズリーズの若いチームなので、今オフに保守的な動きをし、今の路線を継続していれば批判されるような結果にはならないだろう。
13人の選手の契約が残っており、そのロスターに17位指名選手を追加し、育成をしながら、今シーズン11試合のみの出場にとどまったJJJが健康を維持できればウエスタンカンファレンスのトップ6に食い込む可能性もあるだろう。
だがもし保守的に2021−22シーズンを終えた場合、来オフに大きな問題に直面するだろう。
ヴァランチュナス、アンダーソン、ジョーンズ、ウィンズロウ(チームオプションが行使された場合)は来オフにFAとなる。
またJJJとアレンの進退も決めなくてはならない。
一応グリズリーズはアンダーソン、ウィンズロウ、ブルックス、複数の1巡目指名権(7年間で9個持っている)をパッケージに、チームに不満を持ったオールスター選手を獲得するということもできる。
グリズリーズのフロントオフィスがそうすることは考えにくいが、実行すれば”プレーインチーム”から”コンテンダー”になれるかもしれない。
ただそれで上手く行かなかった場合、プレーインチームから最下位クラスのチームになってしまうかもしれないというリスクがある。
ジャスティス・ウィンズロウの未来
グリズリーズは2020年のオフシーズンに大きなキャップスペースを作ることもできたが、代わりに2020年2月にウィンズロウとウェイターズ(すぐに解雇)を引き取り、3月にブルックスの契約を延長してキャップスペースを無くした。
ウィンズロウはの来シーズンの契約はチームオプションだ。
行使するならばサラリーキャップを超えたチームとして動くことになるが、破棄すればグリズリーズは22Mのキャップスペースを空けることができる。
ウィンズロウは獲得時に負傷しており、デビューは今シーズンからになったが、72試合中26試合の出場に留まった。
2016-17シーズン以来、ウィンズロウは様々な怪我で192試合を欠場している。
ウィンズロウは健康であれば2015年ドラフト10位の才能の片鱗を見せていたが、今シーズンはルーキー以来最低の平均6.8点、フィールドゴール成功率は35.2%だった。
加えてオンコートでは-6.4で、タイアス・ジョーンズをローテーションから外してウィンズロウをバックアップPGに置くということは効果がなかった。
今シーズンのウィンズロウは12Mではなくミニマム契約クラスといっても過言ではないだろう。
怪我の多さとプレーレベルのみを考えたらオプションを破棄した方が良さそうだが、ウィンズロウを獲得したトレードは将来性を見据えたものだったはずだ。
22Mのキャップスペースよりも、オフシーズンによって健康になる可能性のあるウィンズロウを加える方がリスクが低く魅力的だろう。
キャップスペースは一見魅力的だが、グリズリーズには既に13人の選手がおり、このオフシーズンのFAは決して魅力的とは言えない。
ウィンズロウがヒート時代のようなパフォーマンスを取り戻せばローテーションは更に強化されるし、13Mの契約はトレードにも役立つだろう。
JJJのルーキー契約延長
JJJはルカ・ドンチッチ、トレイ・ヤングのカテゴリーに入るべき選手だったが、現状マービン・バグリー3世と同じカテゴリーといえるだろう。
21歳のJJJは怪我により、3シーズンで98試合の欠場をした。
ルーキーシーズンは右大腿四頭筋の怪我で離脱し、2年目は右膝の怪我で8月にシーズンアウトとなった。
そのリハビリで今シーズンは61試合を欠場した。
難しいのは、健康な時ESPNの25歳未満のトッププロスペクトランキングで17位に選ばれた選手にふさわしいように見えることだ。
2年目のシーズンではキャリアハイの平均17.4点とスリーポイント成功率39.4%を記録した。
今シーズンは4月に復帰して以来、JJJは平均23分のみの出場に留まったにもかかわらず、グリズリーズの最高の選手の一人だった。
スリーポイントは28.3%と苦戦したが、ディフェンスはよく、平均14.3点を記録した。
JJJは間違いなくグリズリーズの未来の一部であり、このオフシーズンに契約延長を結ぶか2022年に制限付きFAにするかという選択を行う必要がある。
怪我リスクを回避するために、契約にExhibit 3を含める事により以前怪我をした部位の再発時に契約が保証されない、というようにすることもできる。これはジョナサン・アイザックの契約にも含まれている。
JJJはマックス契約の選手ではないので、ルーキー契約延長はチームかJJJどちらかの妥協がないと成立しない。
現時点ではキャップスペースのあるチームとの競争はないので、グリズリーズの方が立場が強い。
契約延長が合意に至るのに必要なサラリーは、17.9Mから始まる4年80Mといったところだろう。これはアイザックがACLの断裂をした後に結んだ契約よりも11M高い。
17.9MはリーグのスターターPFの中で20番目の額であり、2022年にFAになった場合のキャップホールドよりも10M安い。
オフシーズンのサラリー内訳
デプスチャート
チームのニーズ
・健康なJJJ
・ベテランストレッチ4
・若手の継続的な育成
ロスターを強化するためのリソース
・ドラフト:2021年の1巡目、2巡目指名権
・将来のドラフトアセット:ジャズとウォリアーズの1巡目指名権
・ジャ・モラントがオールNBAレベルになる
・例外条項:MLEが9.5M、BAEが3.7M
・現金:トレードで放出、獲得に使用できる現金それぞれ5.8M
重要な日付
・ジョンテイ・ポーターの1.95Mの契約は7月20日に0.3M保証されるが、新しい年度は8月2日からであるため、この日付はそれより後に修正されるだろう。
ポーターは今シーズン右膝の痛みで39試合を欠場し、9試合の出場となった。
Gリーグでは9試合出場し、平均7.4点、4.7リバウンドを記録した。
・グリズリーズは8月1日までにウィンズロウのチームオプションを行使するか破棄するか決めなければならない
・グリズリーズは、JJJとアレンの契約延長をレギュラーシーズン開幕前日までに結ぶことができる
・ヴァランチュナス、ジョーンズ、ウィンズロウと契約延長を結ぶ場合、2022-23シーズンのモラトリアムの前日(おそらく6月29日か30日)までに結ぶ必要がある
制限事項
・アンダーソンの契約にはトレードボーナスが含まれている。ボーナスの金額は1.49M
・ウィンズロウは、チームオプションが行使されないとトレードすることができない
・ポーターをトレードする場合、グリズリーズ側のサラリー合わせは0とカウントされる
契約延長候補者
・今シーズンのグリズリーズのMVPは昨シーズンの新人王のモラントではなく、スターティングセンターのヴァランチュナスだ。
ヴァランチュナスはキャリアハイの平均12.3リバウンドを記録し、セカンドチャンスポイント5.3はリーグ1位だ。
2018年2月にグリズリーズにトレードでやってきて151試合で平均ダブルダブル(16.4点、11.7リバウンド)を達成している。
2019年に結んだ3年45Mの契約は、年々サラリーが減少するようになっている。
グリズリーズがヴァランチュナスに契約延長でオファーする事ができる初年度のサラリーは最大16.8M、総額は75.3Mとなる。
ヴァランチュナスにはラリーバード権を持てるので、来年のオフシーズンには最大マックス契約まで結ぶことができるようになる。
・JJJに加えて、ガードのアレンもルーキー契約延長の対象である。
コンリーのトレードでジャズから獲得したアレンは、今シーズン36試合にスターターで出場し、キャリアハイの平均11点、スリーポイント成功率39.3%を記録した。
グリズリーズが少なくとも2022-23シーズンまで契約を結んでいて、2022年に制限付きFAになることを考えると、MLEぐらいのサラリー(9〜10M程度)にならない限りは契約延長を結ぶ緊急性はないだろう。
・ウィンズロウ、ジョーンズ、アンダーソンも契約延長の対象である。
アンダーソンは4年37.1Mの契約の最終年であり、怪我で離脱していたJJJの代わりに今シーズンは61試合をスターターで出場した。
今までよりオフェンシブにプレーをし、フィールドゴール成功率46.3%でキャリアハイの平均12.2点、34.9%のスリーポイント成功率を記録した。
NBA.comによると、8フィート以内でのフィールドゴール試投割合は58.2%、8〜16フィートでは52.4%だった。
キャリアイヤーにもかかわらず、アンダーソンはJJJのバックアップに戻る可能性が高く、契約延長する場合は中程度のサラリーに抑える必要があるだろう。
ドラフト
グリズリーズには、今後7年間で9つの1巡目指名権がある。
自前のものは全て保有していて、ジャズとウォリアーズからの将来のものもある。
ジャズのものは、2022年にトップ6、2023年にトップ3、2024年にトップ1のプロテクトがかかっていて、2024年にプロテクトが発動した場合は代わりに2026年の2巡目指名権を譲渡するようになっている。
ウォリアーズのものは、2024年にトップ4、2025年にトップ1のプロテクトがかかっていて、2026年はノンプロテクトだ。
ESPNのジョナサン・ギヴォニーとマイク・シュミッツのグリズリーズのドラフト指名予想は、
14位(自前):Alperen Sengun PF/C トルコ
52位(ブレイザーズから):David Johnson PG Louisville
これはザック・クレイマンEVPの3回目のドラフトだ。
2019年に就任した後、クレイマンは3回のドラフト日のトレードを行い、ロスターの総を厚くした。
2019年には、2024年の2巡目指名権を用いてサンダーからトレードアップを行い、順位を2つ上げクラークを指名した。
昨年11月、2つの別々のトレードで3つの将来の2巡目指名権を放出し、30位指名権と35位指名権を獲得し、それぞれでベインとティルマンを指名した。
感想
だんだん慣れてきて早くなってきました。
日本語に変換するのもスムーズになってきました。
グリズリーズはいいチームですが、ここからコンテンダーになっていくにはやはりモラントの成長が鍵でしょうね。
結構難しい状況なので、フロントオフィスがどう捌いていくかは楽しみですね。
お読みいただきありがとうございました。