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【和訳】ウォリアーズのオフシーズン カリーの契約延長とウルブズの指名権

こんにちは。

いつもは手動で翻訳を頑張っていますが、先日フォロワーに精度の高い翻訳ツールがあると教えていただいたので、試しにそれを活用して直訳に近い翻訳をしてみようと思います。

いつものボビーマークスのウォリアーズまとめです。

 

引用元:

www.espn.com

 

ウォリアーズが2シーズン連続でNBAプレーオフを逃したことは失望するようなことではない。

むしろ、来シーズンはより良くなるだろう。

カリーはMVP級の活躍をして2度目の得点王を獲得し、グリーンはDPOYの最終候補までに残っていた。

そこに健康なクレイ・トンプソンを加えれば2021-22シーズンは、ウエスタンカンファレンスのファーストラウンドののホームコートアドバンテージを争うチームになるはずだ。

今シーズンすでに2位指名のワイズマンをロスターに加えたウォリアーズは、さらにロタリーピックを2つ追加してビッグ3を補う若いタレントを手に入れることが可能だ。

プレイインで敗北したウォリアーズは、カリーとの新契約とドラフトで待ち受ける選択肢に焦点を当ててオフシーズンに臨むこととなる。

 

カリーの契約延長

 

カリーは200Mの契約を2回結ぶという、過去にNBAで一度もないことができる立場にある。

2017年、カリーはNBA選手として初めて5年210Mのスーパーマックス契約を結んだ。

それから4年が経過した今、4年215.4Mドルの契約延長を結ぶことができ、2025-26シーズンまでウォリアーズとの契約を継続することができる。

  • 2022-23:48.0M 34〜35歳
  • 2023-24:51.9M 35〜36歳
  • 2024-25:55.7M 36〜37歳
  • 2025-26:59.6M 37〜38歳

カリーの2022-23年のサラリーは48Mで、実際にはマックスサラリーである35%を超えることになるが、CBAでは選手はサラリーキャップの35%または前年度のサラリーの105%のいずれか大きい方の金額で契約することができる。カリーの2021-22年のサラリーは45.8Mだ。

この契約延長はあくまで過去の実績に報いるものであり、将来のことは考えていないように見える。

37歳に60M近い金額を支払うことは、おかしいのではないか。

しかし、33歳のカリーが衰えているという兆候はない。

カリーは今シーズンのMVPファイナリストであり、2015年と2016年にMVPを獲得したときと同じくらいの数字を記録した。

スティーブ・カーは、

 

彼はMJを思い出させる。自分が見ているものはこの世のものとは思えないのに、それが日常になりそれを期待するようになってしまう。それこそが、偉大さの証なんだろうね。

 

と語った。

 

ESPNのラモーナ・シェルバーンが5月初めに書いたように、カリーはコート上での輝きとコート外でのインパクトで2020-21シーズンを救った(リンク先、興味ないので訳しません)。

www.espn.com

 

そして今、ウォリアーズはカリーに215Mの小切手を書く時が来たのだ。

 

ウルブズの1巡目指名権

 

ドラフトロッタリーで、ウォリアーズが勝利した場合はどうなるのか。

ウルブズへのディアンジェロ・ラッセルのトレードにより、ウォリアーズはウルブズのトップ3プロテクト付きの1巡目指名権を獲得した。

今シーズンのウルブズの好調を受けてロッタリーのスポットでは6位に位置しているが、4位に上がる確率は9.6%だ。

もし、4位に上がってウォリアーズに譲渡されれば、3人のインパクトのある選手が選択肢となる。

ジェイレン・グリーン、ジェイレン・サグス、ジョナサン・クミンガだ。

グリーン、クミンガ、サグスに加えて、昨年の全体2位指名のジェームス・ワイズマンが加われば、ポストカリーの強固な基盤として据えるもできるし、トレードに使うこともできる。

しかし、ESPNのドラフトアナリストであるマイク・シュミッツ氏によると、62.8%の確率で6位以下になるとのことで、ウォリアーズにとっては理想的なシナリオにならない可能性が高いだろう。

「ドラフトは6位から始まる」という言葉は、ドラフト前のプロセスで使い古された言葉だが、それには理由がある。
ケイド・カニンガム、ジェイレン・グリーン、エバン・モブリー、ジェイレン・サグス、ジョナサン・クミンガ…通常の年であればこの5人は誰もが1位指名されるようなプロスペクトだろう。
NBAのエグゼクティブたちと話していると、トップ5ほぼ決まっているように感じるが、6位から始まる今年のドラフトにはまだ流動性がある。 

 と、シュミッツは述べている。

また、27.6%の確率でウルブズがトップ3を引き当てる可能性もあり、その場合は今年の譲渡はなくなり、代わりに2022年の1巡目指名権を譲渡する。

ウルブズは怪我などで出場選手が安定せず、波が激しかったためウルブズからの指名権は良いものになるだろうと言われていた。

しかし、ウルブズは来シーズンは競争力のあるチームになる兆しを見せており(オールスターブレイク以降の成績は13-18)、カール・アンソニー・タウンズ、アンソニー・エドワーズ、ラッセル、そして今年のドラフトでトップ3を指名できればオールスタークラスになる可能性のある有望な若手を加えたロスターとなる。

そうなるとウォリアーズは、将来の指名権をすぐにトレードするのがベストなのか、ウルブズが再び低迷して2022年の指名権がトップ5に入ることを期待して待つのがベストなのかを判断することになる。

 

クレイ・トンプソンの復帰

ドラフトの結果にかかわらずトンプソンの復帰により、ウォリアーズはプレイインチームからウェスタン・カンファレンスの上位を争うチームになる可能性がある。

3月中旬に行われたビデオ会議で、トンプソンは記者団に対し「再び優勝争いに加わることを期待している。」と語った。

最後にプレーしたトンプソンは、2018-19レギュラーシーズンに平均21.5得点、フィールドゴール成功率46.7%、スリーポイント成功率40.2%を記録し、その後、トロントに敗れたNBAファイナルでは平均26得点、スリーポイント成功率53.5%を記録していた。


しかしそれは2年前のこと。トンプソンは今、ACL断裂とアキレス腱断裂からの復帰という、非常に難しいことに挑戦することとなる。
復帰に向けての支障はないが、ウォリアーズもトンプソンも慎重になっていることが予想される。

正直、復帰することも、毎試合38分ベストプレイヤーを守ることも、100回のスクリーンを使うことも想像できないが、そうなるだろう。保証するよ。前みたいにまたオールNBAプレイヤーになってみせるさ。

 

もし彼がそのレベルに戻れば、ウォリアーズがロッタリーに参加する日々は終わるはずだ。

 

FAのケリー・ウーブレJr


トンプソンが来シーズンの開幕に間に合う見込みであることから、ウォリアーズはウーブレが優先事項なのか贅沢なのかどうか決める必要がある。

この先何年もウォリアーズにいたいかという質問に、

そうしたい。
でもこれはビジネスなんだ。次のステップは今シーズンの目標を達成するためにこのチームのために全力を尽くすことだ。
そして、この夏にはまた別のステップが待っている。I'm here. I'm a warrior.

 

今シーズンのウーブレは開幕から低迷していたが2月に入ると調子を上げ、フィールド・ゴール成功率50.2%、3ポイント成功率43%、1試合平均20.1得点を記録した。

レギュラーシーズン最後の10試合とプレイイントーナメントを手首の怪我で欠場したが全体では55試合に出場し、キャリア2位の平均15.4PPGを記録した。

 

ウォリアーズはウーブレをどうするか、3つの選択肢がある。

①再契約を結ぶ。ただこの場合タックスのために莫大なコストを負担することになる。ウーブレと10Mの契約を結ぶだけでも、すでに高いタックスに100M近く上乗せされる可能性がある。

②見返りなしに放出する。

③セルティックスがゴードン・ヘイワードを獲得した時と同様に、ウォリアーズはサイン&トレードを行い、将来的に使用できる大きなトレードエクセプションを作成することができる。
ただし、ウーブレを獲得するチームは最低でも3年契約を結ぶ必要がある(1年目は必ず完全保証)。
サイン&トレードで選手を引き取るという選択肢もあるが、サラリーを追加するとタックスが増えてしまう。

理想的は、ウーブレがシックスマンの役割を果たし、ウォリアーズのベンチを強化することだ。
しかし、オーナーは出費の限界点を決める必要があるだろう。

 

 ワイズマンはフィットするのか

 

ジェームス・ワイズマンの未来について、諦めるのは早いだろう。
確かに今シーズンは浮き沈みが激しく、さらには右ひざの手術を受けたことでシーズン終了となった。
しかし、ワイズマンを含め、今シーズンのルーキーたちは厳しい状況に置かれていた。

2020年のドラフトクラスは、サマーリーグや伝統的なオフシーズンプログラムはなく、トレーニングキャンプも大幅に凝縮されていた。

元ウォリアーズのアンドリュー・ボガットは、NBA Sports Bay Area(Dubs Talk Podcast)で、こう語っている。

彼はNBAキャリアの1年目だが、すでにかなりのアジャストが必要だろう。
ステフと一緒に一般的なチームとは異なるシステムでプレーしている。
バスケの基本を学んでいるところでまだその全てに追いついてないし、身体もまだ成長途中で、今は体を鍛えている段階だろうから、我慢しなければならないね。
ウォリアーズファンが大きな期待をかけているのは知っているが、そこが難しいところだね。

とにかく
「この子はそれほど素晴らしい選手にはならないだろう」
と決めつけたくはないよね。彼はまだ1年目だし。


これに対する反論は、ワイズマンはオールスターの可能性を秘めているにもかかわらず、すぐに優勝を目指すという意味ではウォリアーズのタイムラインに合わないということだ。

 

コアの3人とのタイムラインを合わせるために、ジェームズを早く成長させることができるのか?
その答えはわからない。
しかし、ドラフトに参加して、世代を超えた才能を持つ可能性のある才能を見つけたら、決断しなければならないんだ。

 

と、スティーブ・カーは95.7 The Gameの「Damon, Ratto and Kolsky Show」で語った。

ウォリアーズの決断は、ワイズマンが2年目のシーズンで長期的にどのようにフィットするかをテストすることだ。

 

ウォリアーズの出場時期に合うような、不満を抱えたスーパースターがトレードで手に入るわけではなく、さらにワイズマンのトレード価値はデビュー前よりも今の方が低い。
Hoop Collectiveのポッドキャストで、ESPNのシュミッツとケビン・ペルトンは、2020年のドラフトのやり直しがあった場合、ワイズマンは2位から11位に落ちるとしていた。


お金の話

 

ウォリアーズは、2021-22シーズンに莫大なお金を払うと予想される。

カリー、トンプソン、グリーン、ウィギンスだけで既に来シーズンの136Mのタックスラインを超えてしまっている。

さらにウォリアーズは過去5シーズンのうち4シーズンでタックスラインを超えているためリピータータックスの対象でもあり、歴史的な金額を払う可能性がある。

以下はコストがいくらぐらいになるかのシナリオの例だ。

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シナリオ1…ロッタリー指名選手1人と3人のFAとの契約(全員ミニマム)

シナリオ2…ロッタリー指名選手1人と3人のFAとの契約(5.9Mのミニミドル例外で1人とミニマムで2人)

シナリオ3…ロッタリー指名選手2人と1人のFAとの契約(5.9Mのミニミドル例外)

シナリオ4…ロッタリー指名選手1人と1人のFAとの契約(ミニマム)と、ウーブレと10Mで再契約

 

ウォリアーズは2020-21年シーズンに見かけ上116Mのタックスの支払いがあるが、収益が減少した結果特別措置として60M台までに少なくなる見込みだ。

2021-22シーズンにも同様に減税を受けることができるかもしれない。

ジョー・レイコブとそのオーナーシップグループは2010年にウォリアーズを450Mで購入しており、来シーズンはサラリーとタックスのペナルティでそれと同額近くを支払う可能性があることを覚えておいてほしい。

 

オフシーズンのサラリー内訳

 

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ウォリアーズはチームサラリーが凄いことになっているので、ホールドは考慮する必要はないでしょう。

 

チームのニーズ

  • バックアップウイング
  • ストレッチ4
  • ポイントガードの層

ロスターを強化するためのリソース

  • 自前の1巡目指名権、ウルブズの1巡目指名権(獲得できたら)
  • 健康なトンプソン
  • ワイズマンの成長
  • 5.9Mのミニミドル例外条項と、2.0Mと1.7Mのトレードエクセプション
  • トレードで獲得。放出それぞれ5.8Mまでの現金

重要な日付

  • 8月6日:スマイラギッチの1.8Mの契約が保証される
    8月中旬(未定):リーの1.9Mの契約が保証される
    8月11日:ペイトン2世の1.9Mの契約のうち0.659Mが保証される
    1月7日:モルダーの1.8Mの契約が保証される

    ウォリアーズはタックスチームとなるため、スマイラギッチ、ペイトン2世、リー、モルダーを解雇することになっても、その後に契約する選手も同等のサラリーになるので金銭的な理由ではないだろう。
    この4人の中ではほとんどプレーしていないスマイラギッチが解雇されそうだ。

  • 8月1日:ルーニーの5.2Mのプレイヤーオプションの期限

    優秀な選手だが市場に出ても5.2Mより大きい契約を得られる可能性は低いだろう。

制限事項

  • カリー、トンプソン、グリーンの契約にはそれぞれ15%のトレードボーナスが付いている。
    カリーとトンプソンはボーナスによってマックスサラリーを超えてしまうため無効となる。
    グリーンはトレードされた場合7.5Mが発生し、2021-22シーズンと2022-23シーズンのサラリーに分配される。

  • リー、モルダー、ペイトン2世、スマイラギッチはトレードする場合、ウォリアーズ側のサラリー計算は保証分のみカウントされる。

  • イグダーラのサラリーダンプをした時のトレードでプロテクト付きの1巡目指名権を放出したため、それが譲渡される2年後まで1巡目指名権はトレードできない。プロテクトは、2024年はトップ4、2025年は1位、2026年はプロテクトなしとなっている。

契約延長が可能な選手

  • カリー、ルーニー、スマイラギッチ、ウィギンス、パスカル

    パスカルは優秀な成績を残しているので延長の可能性があるだろう。初年度のサラリーは最大11Mで、4年まで延長することができる。ProfitX(人工知能を用いたサラリー、パフォーマンス予測ツール)によると、初年度4.9Mとなるだろうとのこと。

ドラフト

ウォリアーズは、最低でも1つのロッタリーピックを持って7月のドラフトに臨む。
ウルブズがトップ3に入らなかった場合、その数は2つに増える。

もしウルブズが1巡目を保持した場合、ウォリアーズは自前の1巡目指名権と、2022年にウルブズからノンプロテクトの1巡目指名権を獲得できる。
またウォリアーズは、2023年、2027年、2028年の自前の1巡目指名権を持っている。


ESPNのジョナサン・ギヴォニーとマイク・シュミッツの指名予想は

6位(ウルブズから):Keon Johnson, SG, テネシー大

14位(自前):Alperen Sengun, PF/C, トルコ

ウォリアーズは現金で指名権を買うことが多い。
2015年以降、ウォリアーズはマッカウ、ベル、パスカル、スマイラギッチの獲得のために合計8.2Mを払っている。

 

 

以上です。
なんだかんだ結構手直しをしたので、いつもとそれほど変わりませんでしたね。

完全にいくらまでタックスを払えるのか、という戦いですね。
場合によってはオーナーがチームを買ったときと同じぐらい払うというのは驚きですね。

お読みいただきありがとうございました。