【超意訳】ペリカンズのオフシーズンのテーマ
こんにちは。星野みなみです。
…今回は、Will Guilloryさんの以下の記事を”超・意訳”していこうと思います。
なぜ超意訳なのかというと、有料記事なので著作権的によろしくなさそうなのと、単純に和訳が困難だったためです。
なので非常に簡潔にまとめます。気になる方は有料会員になって読んでみてください。無料期間もあるはずです。では。
はじめに
ペリカンズはプレシーズンは勝ち、シーズンでは勝てないというシーズンを2年連続で過ごしてしまった。
ザイオンにペリカンズで長くプレーしてもらうためには来シーズンは必ずプレーオフに出場する必要があるだろう。
契約延長の交渉が来年に迫っている。
若手選手の成長とさらなるSVGの指導により昨シーズンより多く勝つことができることは期待できるが、実際のところロスターには多くの欠陥があるので、外部からの補強も必要だろう。
そうなると若手全員を残すのは難しいかもしれない。
そんな今オフの重要なテーマを5つピックアップしたので、それぞれ見ていこう。
”ポイントザイオン”にどこまで振り切るのか
ペリカンズの将来の方向性は、SVGがザイオンをポイントガード起用をし、それが十分すぎるほど通用すると分かった時に決まったといえるだろう。
昨シーズンはほとんどリム周りでプレーしたにもかかわらず、ポイントザイオンはペリカンズのオフェンスで最も強力だった。
それでもって、ルーキーシーズンの効率性を落とすどころか上昇させたうえで平均得点も増やした。
問題はどれだけやらせるかだ。
今シーズンと同様にやらせれば、凄まじいスタッツを残すだろうしレブロンやヤニスのようになれる確率は高まると思うが、それが勝利に結びつくかは別の問題だ。
ポイントガードを補強し使われる側を増やせば勝利には結びつくだろうが、ザイオンの天井は低くなるかもしれない。
それを踏まえた上でどのようにロスターを構築するかは非常に重要だ。
ロンゾ、ハートはペリカンズの未来に含まれているかどうか
これは最も賛否両論分かれているトピックだろう。
ロンゾはペリカンズに来てシューティングを劇的に向上させ、ハートはコート内外で欠かせない存在となっている。
ザイオンとイングラムは2人が残ることを望んでおり、ロンゾかハート2人のどちらかあるいは両方がいなくなることは少なくとも短期的にはザイオンとイングラムの反感を買うだろう。
だがフロントオフィスの選択は簡単ではない。ブレッドソーやアダムスをトレードしない限りキャップスペースはほとんどない。
もし2人のどちらかをトレードしてキャップスペースを空けたとしても、一貫性のないロンゾに20M以上を払うのはためらうかもしれない。
おそらく最も”賢い判断”はロンゾをサイン&トレードで放出しアセットを増やすことで未来の柔軟性を維持することだろう。
ただ、財務上正しい動きかどうかという視点だけでは足りない。
ザイオンやイングラムのようなフランチャイズスターがいる場合は彼らの意見に十分に耳を傾ける必要がある。
そうしないと、もっと意見の通るチームに移籍したいと思われてしまう可能性があるからだ。
これらのことを全てクリアするのは非常に難しい。
この選択はフランチャイズの未来を左右する分岐点となるだろう。
もしロンゾかハートのどちらかと別れなければならなくなった時に、ザイオンとイングラムに不満を持たせないことはできるのだろうか。
ザイオンの横にはどんなセンターが必要なのか
ペリカンズはアダムスをトレードで獲得してプレーせずに2年34Mの契約延長を結んだが、ザイオンの横にふさわしいビッグマンかどうかは怪しい。
一見スペーシングの問題に見えるが、バックアップのエルナンゴメスとヘイズはザイオンと同時に出た時の得失点差でアダムスよりも上回っていた。
実際、エルナンゴメスとヘイズのほうがオフェンスで仕事をしていたといえるだろう。
ただ彼らよりスクリーンのセットやロールはアダムスの方が遥かに優れている。
しっかり2年目でアジャストしてくるはずだ。
おそらくグリフィンは、安いセンターと契約するよりはアダムスのようなベテランに投資するほうが賢いと判断したのだろう。
いずれにせよ、ペリカンズはザイオンの横にアダムスではない選手を置きたいと考えていることは明らかだが、問題はそれがどんな選手かわからないことだろう。
そろそろ大きな動きをするべきか
ペリカンズはレイカーズとバックスからのアセットをかなり多く持っている。
今年こそビールやリラードのようなスーパースターを獲得するために大きなトレードを敢行するのだろうか、という疑問は最終的に動くまで消えないだろう。
ペリカンズが優勝を目指すためには3人目のスター選手が必要だと思うが、問題はトレード可能なスター選手が誰になるのか、そしていつ現れるのかが分からないことだ。
グリフィンは指名権や若手の価値を理解しているため、余程のことがなければ手を付けず、フランチャイズチェンジャーと呼べるような選手が市場に出てきたら行動を移すだろう。
オフシーズンには大体何かが起きる。
昨年のハーデンのような予想外のところから出ることもあるだろう。
ただ、実際にどのぐらいの対価が必要なのかということ含めてそれらは全て不確定要素なのがやはり難しいところだろう。
シューターをどうやって補強するか
昨シーズンのペリカンズは、スリー成功数で27位、成功率で26位だった。
現代NBAにおいてこれは非常に厳しく、改善する必要があるだろう。
ペリカンズのスペーシングの悪さは、ザイオンがディフェンダーを2、3人引き寄せるのでより目立った。
ヤニスやエンビードのようにオープンスリーを演出するところまではできていたが、問題はシュートが入らないことだった。
ザイオンの力を最大限引き出すために、シューターを増やすことが最優先事項だろう。
シューターを補強できれば、NBAトップクラスのシュート力となるだろう。
バックスのようなチームになることが期待できる。
ただそのような選手を補強することは非常に難しい。
ネッツはジョー・ハリスに4年75M、ウィザーズはベルタンスに5年80Mを払っている。
どのチームもハイレベルなシュート力を必要としていて、そこに多額のお金をかける。
今オフもそういった傾向が見られるだろう。
想像以上にコストはかかるかもしれないが、確実に補強を行う必要があるだろう。
来シーズンもスリーで下位5チームに入ることは許されない。
以上です。
かなり意訳ではありますがオフシーズンの焦点が分かりやすくまとめられたなと思っています。
今オフは分岐点だと思います。このまま低迷を続けるか、上手くいくか、上手く行けば一気にトップ4に入ってもおかしくないぐらいのポテンシャルを秘めていると管理者は信じています。
超意訳はシリーズ化するかもしれません。
お読みいただきありがとうございました。